お家のリフォームを考えている方に、どんな事に不満があるかをアンケートをとったところ、光熱費や室内の暑さ寒さ及び、結露やカビの発生といった家の性能に関わることが上位にランクインしました。ところが、いざ実際にリフォームに取り掛かろうという段階の方にアンケートをとったところ、浴室やキッチン、トイレといった目につく表面上の箇所がランクインします。
初めは目に見える箇所に不満があると感じるかもしれませんが、実際にリフォームを行うと、快適性や健康環境に関わる性能面の問題が再び浮上することがあります。
さらにリフォームをされた方にアンケートをとると、なんと漠然とリフォームを考えていた時に感じていた不満がまた上位にランクインしました。
このアンケートの結果からわかるとおり、せっかくリフォームをするのであれば普段は目に見えない性能に関わる部分の修繕がいかに大切なのかがお分かりになると思います。見た目や機能性だけでなく、建物全体の健康状態やエネルギー効率などの性能向上も考慮することが重要です。特に結露やカビの発生、光熱費の増加、室内の快適性の低下などは、家の性能に関わる問題であり、放置すると健康や経済面に悪影響を及ぼす可能性があります。高性能な窓やドアの導入、エネルギー効率の高い設備の更新など、家の性能向上につながる取り組みを検討することが重要です。これによって、快適な居住環境を実現すると同時に、長期的なコスト削減や環境負荷の軽減にも貢献します。